2014年06月14日

〜やめよう、子ガメの放流〜

 〜やめよう、子ガメの放流〜

        ウミガメの保護や保全活動が、各地の産卵地で行われているのだが、
        日本ウミガメ協議会は、次の理由で放流会をウミガメ保護に反する
        行為と考え、子ガメの放流に反対しています。

         @ 子ガメの放流が昼間で、本来のふ化・脱出時刻と違う。

           子ガメは、通常夜間に砂から這い出して海へ帰ります。
           なぜ、夜なのでしょうか・・。
           それは、大型魚や海鳥などの天敵の目から逃れるためです。
           昼間の放流は、捕食による生存率の低下が予想されるからです。

         A 子ガメが、元気がなくなってから放流している。

           子ガメは、這い出してから10時間〜20時間の間が一番元気です。
           その間は、沖へ向かって必死に泳ぎ続けるのです。
           出来るだけ早く、岸から離れて沖まで泳いでいく必要があるのです。
           放流会で放流される子ガメは、一番元気な時間帯が過ぎているので、
           捕食や岸に打ち上がるなど、沖まで到達できない子ガメが出るのです。

        〜採卵後の理想的な放流は・・〜

         @ 採卵のふ化が近づいたら・・
           産卵した砂浜に卵を埋めて、自然にふ化・脱出させてやりましょう。

         A 採卵がふ化してしまったら・・
           ふ化後すぐに砂浜に持っていき、放流しましょう。
           その時は、砂の上に放して、自力で海に向かわせましょう。
           もちろん、子ガメの放流は夜間の砂浜です・・。

      ・・・小笠原や石垣島・黒島などの放流地では、
           そのために、ある程度大きく育ててから放流しているのです・・・

             
posted by かっちゅう at 23:33| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月13日

 〜アオウミガメの海・・奄美大島〜

     〜アオウミガメの海・・奄美大島〜

        奄美大島では、憧れのウミガメに会えるという。
       「ウミガメスイム」という‥期間限定の企画です。
        どなたでもご参加いただけます!
        今すぐ、ウミガメを見に行こう!‥の誘い文句がいい。
        ネイティブシー奄美というダイビングショップの企画です。
        11月〜4月初旬までの北風の時期だけの限定ツアーだそうです。
        ウミガメの居る浜は車で5分の「手広海岸」というビーチです。 

        奄美大島では、浜から泳いでいける所にウミガメが居るのです。
        手広海岸では、浅い所でのウミガメを観察することが可能です。
        スノーケルなので、ダイビングのライセンスが無くても大丈夫。
        泳げない人でも丁寧なインストラクターが、
          浮き輪につかまった人をウミガメの家まで案内するという。

        奄美大島には、奄美海洋生物研究会があり、奄美群島全域の
        ウミガメの上陸・産卵のデータを調べてまとめている。
        奄美群島で産卵を行うのは、主にアカウミガメとアオウミガメで、
        いずれも、国際自然保護連合の絶滅危惧種に指定されている。

       〜島別の産卵回数では〜
        奄美大島1029回、沖永良部島402回、与論島295回、徳之島205回、
        喜界島1回とのこと。アカウミガメ約6割。アオウミガメ約3割。
        アオウミガメの産卵数は、小笠原諸島に次いで多いとのこと ‥。

     ・・・スノーケルで、ウミガメと会えるなんて素晴らしい。
               いつか手広海岸のウミガメの家を訪ねてみたい・・・

posted by かっちゅう at 23:26| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月11日

 〜アオウミガメの海・・屋久島〜

   〜アオウミガメの海・・屋久島〜

      世界自然遺産の屋久島は、日本有数のアカウミガメの産卵地です。
      世界自然遺産の小笠原は、日本有数のアオウミガメの産卵地です。

          屋久島の「いなか浜」は、日本一のアカウミガメの上陸地です。
          その「いなか浜」には、「屋久島うみがめ館」があります。
          屋久島には、屋久杉を見に来る観光客が多いと思いますが、
          ウミガメ見学のために永田浜へ訪れる観光客が急増してきました。

           
      しかし、ウミガメ見学希望者がウミガメを探して各自で浜を歩きまわることにより、     
          警戒心の強い親ウミガメが産卵できず、上陸してきても驚いてすぐに海へ
          帰ってしまうケースが多く見られるようになりました。
      そして、子ガメのふ化期は、巣穴が大勢の人に踏まれてしまい、
          地中から脱出できない子ガメが死んでしまっている場合も少なくありません。
      石垣島では、砂浜に車を乗り入れたりするケースもあり、人間のモラルも問題ですね。

          屋久島で生まれた子ガメは、
          黒潮の流れに乗って太平洋を横断してアメリカの西海岸沖へ
          さらに、南下してメキシコ沖で成長し、日本へ帰ってくるそうです。

          屋久島は、アオウミガメの日本の上陸北限地と言われていますので、
          アカウミガメと一緒に、アメリカの海まで行くのかもしれませんね。

      「屋久島うみがめ館」では、
          子ガメふ化期(8月)に、夜間臨時開館を行なっています。
          夜間臨時開館中に子ガメの保護を目的として、
           ふ化調査中に脱出できずに死んでしまう子ガメを保護して、
          夜間臨時開館の来館者にレクチャーを行い、   
、         その後に海に戻る様子を見ることが出来るそうです。

      ・・・屋久島のいなか浜で、子ガメが海へ戻る様子を見てみたいものです・・・

      
posted by かっちゅう at 22:12| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月10日

〜アオウミガメの海・・石垣島〜

   〜アオウミガメの海・・石垣島〜

    ウミガメの産卵が見られる海岸は、大きく分けると・・
         日本全体でも6ヶ所程度といわれており、
         沖縄県の八重山諸島は、その中の一つである。
   石垣島へ産卵で上陸するウミガメは、
          タイマイ・アカウミガメ・アオウミガメの3種類。
          その内、アオウミガメが圧倒的に多いという・・。
           
         石垣島には、2つの水産総合研究センターがあり、
         ウミガメの採卵・ふ化・飼育・放流事業を行なっている。
         両施設では、ウミガメの子どもを放流する体験学習を企画し、
         地元の保育所・幼稚園・小・中学校の情操教育に寄与している。

       〜2005年 10月29日〜 30頭のウミガメを放流

         富野小中学校と吉原小学校の児童生徒合わせて27人が、
         タイマイ・アカウミガメ・アオウミガメの子ガメを放流。
         放流した子ガメは、甲羅の長さが20cm余り、重さは2kgほど・・。
         子どもたちが持ち上げようとすると、手足をばたつかせていた。

       〜2005年 11月 8日〜 「カメさんまた帰ってきてね!」

         石垣保育所の園児と父母たちが、伊原間海岸で子ガメの放流を行った。
         放流した子ガメは施設の協力により、ウミガメの卵40個を保育所で
         ふ化させて体長約5cm程に育てた子ガメを放流したのである。
         砂浜では、「アオウミガメの紙芝居」や「ウミガメの赤ちゃん」の歌
         を歌ってお別れ式を行った。園児たちは「また戻ってきてね」と・・。

     ・・・八重山新聞の記事を読みながら、園児たちは命の神秘や
           自然の大切さを感じたことだろうと、気持ちが明るくなった・・・


     
posted by かっちゅう at 11:18| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月09日

〜アオウミガメの海・・黒島〜

   〜アオウミガメの海・・黒島〜

     八重山諸島の黒島は、石垣島から高速フェリーで30分の島です。
     島がハートの形になっているので、ハートアイランドと呼ばれている。
     黒島は、人口200人に牛2000頭といわれる島「牛の島」です。
     ・・島を歩いていると、人と会うよりも牛に会う方が断然多かった。
     NHK朝の連続テレビ「ウェルかめ」の舞台になり全国に知られた。
     ドラマによく出てきたウミガメ館という施設が「黒島研究所」である。

     研究所は「島の博物館」とも言われ、珍しいサンゴやウミガメの剥製
     ・貝類などの標本が沢山陳列されている。
     廊下を渡ってミニミニ水族館に入ると、ドラム缶を半分に切った様な
     イケスに、2匹のウミガメが底に寝ている・・その上をレモンザメが
     ぐるぐる回遊し、その合間をベラだろうか・・すいすい泳いでいる。

     黒島研究所(ウミガメ研究所)では、3月17日〜4月3日までの間
     春休み特別企画「うみがめ勉強会」を実施している。
     ウミガメの生態・身体測定・ふれあい・記念撮影・標識装着・放流など、
     内容盛りだくさんです。費用は入館料300円のみで、約1時間・・。

     青い水槽をのぞくと、アカ・アオウミガメ・タイマイの赤ちゃんが、
     顔を出して前足をバタバタさせてエサをねだっている。
     エサ代100円と書いてあるから、ねだるのが上手なのだろうと思った。 
     やはり、ウミガメの赤ちゃんたちはかわいいものだ。


  ・・・産卵にやってくるという美しい西の浜から
        旅に出る子ガメたちの無事を祈りながら石垣島へ向かった・・・




posted by かっちゅう at 00:00| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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